不登校の子どもは家でどう過ごせばいいの?何をしたら良いの?こんなにダラダラしていて大丈夫?って思いますよね。年齢や環境により過ごし方はさまざまですが、親としてはできるだけ有意義に過ごして欲しい、という願いは共通するかと思います。ここでは不登校になった時に実際にどんな生活をしていたのか、経験とヒントをお話ししていきます。
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こんにちは!
こいちご と申します
娘のモモ
小5の3学期からお休み中
不登校特例校の中学校とフリースクールに在籍しているよ
モモさーん、お母さんお仕事行くけど、今日こそ
はお勉強しておいてよー。
この記事では、子どもが不登校になった時、家ではどう過ごしていたのかを親の目線でお伝えします
理想通りにいかなくても大丈夫
まずはじめに…
不登校になっても、早く起きて、午前中は勉強、午後は興味のあることをやる、そして夜は家族と団欒、そんな生活を心がけましょうなんて耳にします。でもそんなのは理想であって親の思い通りにはいかないのが現実です。
親は過度に心配し過ぎず、気にし過ぎず、見守る気持ちを常に持っていたいなと思っています。
朝は何時に起きる?
不登校になると生活リズムを整えるのがなかなか難しいですよね。
モモも最初の頃は早起きをさせていましたが、だんだんと遅くなりました。極端に遅寝遅起きにならなければ、過度に口出しせずに基本そのままです。モモは朝が苦手です。本音は、私が仕事へ行く8時半頃までには起きてもらいたい!
そうはいっても、なかなか起きてくれずにそのまま出勤ということも度々ありましたし、中学生になった今は、起きてくれる方が少ないです。
※中学生になってからの生活を↓下記の記事にしました。中学生になってからは、さらに起きる時間が…
それでもしっかり朝日を浴びるように工夫し(寝ていても)、夜は暗くすることを心がけています。カーテンは非遮光のものに交換しました。余談ですが、今は売られているほとんどが遮光カーテンで、非遮光でお気に入りを探すのは結構大変です。
お日さまパワーは心にとても良い効果をもたらします。幸せホルモンと呼ばれている脳内物質セロトニンの分泌量が増加し、ストレス軽減、うつ病予防などの効果を発揮します。起床時の日光浴は体内時計のリセット効果もありますので、夜の睡眠にも関係があります。日中も紫外線に気をつけながら適度にお日さまパワーを子どもに届けたいですね。
中には光に敏感なお子さんもいると思います。そういった場合にはお気をつけください。
そして朝食は、たんぱく質を意識したものをしっかり食べるのが1日の始まりです。
【家族のお気に入り!可愛いハトさんが起こしてくれる目覚まし時計もあります↑↑↑】
午前中はやはり…勉強?現実は
午前中はなるべく学習に当てたいと思うのが親心。
モモの場合は毎日ではありませんが、不登校の子が集う居場所に時々行ったり、スクールカウンセラーに通っていました。そして行かない日の午前中はというと、本や漫画を読んでダラダラです。午前中に勉強して欲しいという親の願いはなかなか叶いません。モモもやらなきゃと思っていたようでしたが、午前中は勉強のエンジンはかかにくいようでした。
本やマンガの活用
図書館や中古本、レンタルを利用し、いろいろなジャンルのものを用意しました。
マンガも勉強になるものがたくさんあります。レンタルを利用してマンガをセットで借りることも多かったです。
図書館のインターネット予約も活用した1つです。話題の本を見つけるとその場ですぐに予約、忘れた頃に順番が回ってくることもありますが、無料なのでありがたいです。本もマンガもたくさん読んでもらいたいです。
勉強のこと
とはいえ、勉強のことは心配です。先生は学校の課題や宿題を出してくれますが、学校のタブレットでの提出は、誰が提出していて、誰がしていないというのがクラスメートに共有されてしまいます。なのでほとんど電源を入れることはなかったです。
なのでモモにはタブレット型の家庭学習教材を選びました。紙の教材は前に挫折しているのですが、タブレットだとモモも嫌がらず進んでやっていました。
問題をクリアするとゲームができるのもモチベーションが上がるようです。たとえゲーム目当で勉強したとしても「できた!」という達成感が味わえますし、「私にはやることがある、私は勉強している」と肯定的な思考ができたようです。
モモがタブレットを触っている時間は、私もイライラしないで済みますし、そういう点でもやって良かったです。
私は仕事をしていたので、その教材をモモがやり始めると私のスマートフォンに通知がきたり、どの課題をやったのかが送信されてくるのです。今ってすごいですよね。メッセージのやりとりもできますし、褒めスタンプもよく使いました。小学生のうちは特におすすめです。
午後は好きなことや勉強、そして「ひーまー」と言ってくる
「ひーまー」と言ってくる時は、だいぶ精神的に落ち着いてきている頃ですよね。でも学校へは行けない。そうなると親としてはジレンマの時です。
ゲームやスマホのこと
ゲーム依存になっているかもと心配される方も多いと思います。やりたいものを無理に取り上げると、親に対して敵対心が生まれることもあります。そうなる前に早めに話し合えるのが一番良いですが、状況が悪化しそうでしたらご家族だけで悩まずに、第三者に頼るのも一つの方法です。
モモは、学校のある時間にはゲームを避けていました。罪悪感もあり自主的にそうしていたので、平日の夜や土日は気兼ねなくできる時間と思っていたようです。やり始めるとエンドレスですし、家庭でのルール作りは重要ですよね。でも時々は時間をオーバーしてやらせてあげることもありました。そうすることで自分で制御する力も養って欲しかったからです。
お手伝い
お手伝いは勉強の次にやってもらいたいこと第2位ですよね。モモは積極的にやってくれるタイプではなかったですが、洗濯物を取り込むという簡単なミッションだけは与えていました。
お手伝いをしない子も、いずれ大きくなると何も言わないのにやり始めることがあります。
年の離れた上の子が、いつの間にか控えめにやってくれるようになりました。そんな日が来るとは予想もしていなかったです。もちろんその過程では反抗期も経験しています。つくづく成長を感じます(涙)。
お家でできること
お家でできること一覧
- 工作や粘土
- お絵描き&お絵描きアプリ(※下記参照)
- 塗り絵
- 日記
- 折り紙
- 手芸・料理
- 自宅でできるプラグラミング
- オセロ・ボードゲーム・トランプ(1人でもやっていました)
- 楽器
- 手紙を書く(お友達や家族に)
- 文字しりとり(例:3文字しりとり くすり→りんご→ゴリラ→ラッコ…)
- 1つのテーマを思い出して書き出す(動物の名前、花の名前、ハリーポッターの登場キャラ名など)
お絵描アプリはアイビスペイント(ibisPaint)を入れました。無料でも十分すぎるくらいの高機能で、大人にも子どもにも大人気です。
他には、電子メモパッドを購入してからずっとモモは愛用しています。リビングと部屋にそれぞれ置いて、何度か買い替えているほどです。ふとそれを手に取りイラストなどをよく描いています。ボタンを押せば一瞬で消せるのが便利なようです。お絵描きだけでなく伝言にも重宝するのでおすすめです。
運動不足解消法 【運動系器具の活用】
運動不足が気になれば、部屋でできる運動系スポーツトイの活用があります。モモは不登校前から、マンションでも騒音対策を工夫しながら使っていて大活躍です。
子供も大人も一緒に楽しめます。
- バランスボール
- 鉄棒
- トランポリン(①いわゆる大きい丸型タイプ ②持ち運べるコンパクトタイプ 2種類使ってます)
- バランスボード など
トランポリンはコンパクトタイプ↓↓↓のものもあります。椅子や台の代わりに使えて重宝しています。
大きめの運動系器具の購入には、ためらうことも多いかと思います。その時はサブスクを使うのもおすすめです。
サブスクは一見、割高に感じるかもしれませんが、さまざまなメリットがあります。
- 使わなくなった時の手間や処分の費用がかからない
- 飽きたら交換できる
- 高価なものも使えるチャンス
運動する目的での外出や習い事は、費用もそれなりにかかります。使わなくなった物を、いつまでも保管しておく必要もありません。
環境や状況によっても変わってきますが、選択肢の1つに入れてみるのも良いかと思います。
おすすめのサブスクは「サークルトイズ」です。
サークルトイズは、室内向け大型遊具専門のおもちゃのサブスクサービスです。大型商品を扱う会社では一番です。
鉄棒やトランポリンもあります。注意点は全国配送になっていないことなので、検討される場合には、下記の広告から確認してみてください。
ぜひチェックしてみください↓↓↓
お家で手軽にできる運動系器具はたくさんあります。ほとんどが大人も使用できますし、お子さんにあったものを選んでみてはいかがでしょうか。
無理しない程度に外出する
家での過ごし方は、何をやっていいのかわからない、何にも夢中になれないこともあると思います。
そういう時は、定期的に家から出るとやはりメリハリがつきます。習い事へ行く、フリースクールへ行くなど週に1回でもあれば、週ごとのサイクルができますよね。
モモもスクールカウンセラーがあるだけで、予定があると言う安心感があったようです。
おわりに
以上のような事をしても時間を持て余すことがあります。何もせずにダラ〜っとしていることもあります。
親としてはつい小言を言いたくなりますが、そのダラ〜が必要な時なんだろうなと思い、グッとこらえるように心がけています。
そしてしばらくすると変化が訪れて積極的に何かをやることがあったり、また元に戻ってしまうこともある。
そんなことを繰り返しながら子どもの成長を実感中です。
ぜひ、今のこの貴重なおうち家時間をのんびり大切にしたいですね。
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