今回は、学びの多様化学校(不登校特例校)をお考えの方に、入学条件から入学までのステップを具体的にご紹介します。
こんにちは!
こいちご と申します
娘のモモ
小5の3学期からお休み中
不登校特例校の中学校とフリースクールに在籍しているよ
関連記事では、学びの多様化学校とは何か、入学するまでの流れ、入学後の様子なども詳しく説明しています。
そちらも合わせてご覧いただくとわかりやすいです(メニューのサイトマップからもご覧いただけます)。
学びの多様化学校と住所地の関係
令和6年度現在、学びの多様化学校は全国に35校あります。令和5年度は24校でしたので11校増加、令和7年度はさらに増えることが決まっているようです。
※下記は、令和6年4月の情報になります。
公立と私立(2024年)
学びの多様化学校には公立と私立があります。
- 公立21校
- 私立14校
学校は
- 小学校
- 中学校
- 小・中一貫校
- 中・高一貫校
- 高等学校
があります。
住所地の条件
公立は基本的に、住民票をおいている住所地へ入学するのが前提です(例外もあるのでお問い合わせください)。
我が家は公立希望で、最初は隣の自治体へ希望しておりましたが、どうにも無理でした。
私立は通える範囲(全寮制もあり)なら対象になります。
入学条件
対象となる児童生徒
不登校の対象であるか
学びの多様化学校は、不登校の児童生徒を対象としている学校です。
不登校の対象になるかは、文部科学省が学校(管理機関)に、それぞれの判断を委ねています。
それぞれの学校は、文部科学省が不登校の定義を参考に、独自に判断しています。
定義を抜粋して言い換えると、下記のようになります。
- 病気や経済的などの理由ではないのに欠席している
- 年間30日以上の欠席
参考資料:「不登校児童生徒とは」文部科学省
学校によっては、上記に当てはまらなくても、登校していて学校に通いづらい状況にあれば入学が認められる場合もあるようです。
学びの多様化学校は、学校独自の教育プログラムで構成されています。例えば、授業の単元数が少ない、朝のスタートが遅いなどです。不登校でない生徒がそれらを望んでも、学びの多様化学校へ入学することはできません。
意欲や意志があるか
希望する学校へ申し込みをして、入学の判断をするのはそれぞれの学校(管理機関)になります。
ほとんどの学校は以下のような条件があります。
- 本人に 学習 の意欲・意志があるか
- 本人に 登校 の意欲・意志があるか
入学を希望した際の校長面談で、上記のことを聞かれました
あの時は緊張したよー
すぐには答えられなかった
他にはこのようなことが条件になる学校があります(全ての学校に当てはまるわけではありません)。
- 保護者が理解がある者、積極的に参加できる者
- より小集団での学習が適切であると学校が判断した者
- 身辺自立に大きな問題がない者
- 暴力的傾向がない者
以上のようにそれぞれの学校で条件があり、希望すれば必ず入学できるわけではなく学校(管理機関)が判断をします。
合格の条件
他にも入学を認められる迄には、いくつかの条件を設けてある学校があります(すべての学校に当てはまるわけではありません)。
- 体験授業に参加できること
- 本人と面談できること
- オープンキャンパスに参加することなど
公立の学校は、実際の授業に参加できるかの体験を必須としている学校が多いようです。
面談に関しても、多くの学校で必須です。
高等学校は、入学試験(学科・書類など)を実施しています。
入学を希望する場合
入学を希望する場合は、早めの問い合わせをおすすめします
私立学校
学校のホームページを確認して、資料請求できるところは資料を取り寄せる、その他は直接の問い合わせになります。
オープンキャンパスや学校見学を一年を通して行っているところも多いです。早めの相談が良いかと思います。
公立学校
現在在籍している学校へ確認するか、自治体の不登校支援窓口(教育委員会)に電話で問い合わせをして下さい。
すべての公立は、自治体の教育委員会が管理しています。
募集期間
年度途中の入学を希望される場合、公立・私立ともに空きがないことも多いようです。
新年度での入学は、前年の夏頃から始まるところもありますので、早めの問い合わせが必要です。
公立ですと、申し込み期間を過ぎると年度初めに入学できない可能性が高いですので、さらに注意が必要です。
え、もう間に合わないの?ってなる前に気をつけて!
まとめ
以上が学びの多様化学校の入学条件と入学を希望する場合の流れになります。
学びの多様化学校は、新しく開設された学校や開設されて間もない学校が多くありますので、次年度で仕組みが変更になる可能性があります。そういった意味でも、もし入学を希望される場合には一度、早めの問い合わせをご検討ください。
当ブログでは関連記事が他にもありますので、メニューのサイトマップからぜひご覧くださいね! koichigo7.com
参考:
学びの多様化学校の設置に向けて【手引き】 文部科学省
学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧 文部科学省