フローリングで布団を使うのはお手軽ですが、床に布団をそのまま敷いて良いか不安がありますよね。朝起きたら布団がびしょびしょでカビやダニが心配、体が痛くなりそうといった悩みを持つ方が多いと思います。
この記事では、フローリングで快適に布団で寝るための工夫と、おすすめ商品を詳しく解説します
我が家の失敗談も含め、徹底的に対策した結果をお伝えします
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フローリングに布団を敷くメリットとデメリット
フローリングに布団を敷いて寝ることは、ベッドを購入する必要がなくお手軽簡単です。
でもデメリットもあるので注意が必要です。
メリット
- 空間の確保
- 手軽に買い替えができる
- 引っ越しの時に楽
- 掃除がしやすい
- 落下する危険がない
デメリット
- 通気性が悪く、カビが発生しやすい
- 背中や腰が痛くなる可能性がある
- 底冷えする
- しまうのが面倒 → 敷きっぱなしになるかも
- 埃っぽい空気を吸い込む可能性がある
フローリングに布団を敷いて寝るには対策が必要
冬の底冷え(寒さ)対策
フローリングに直に布団を敷くと、冬場は特に冷えますよね。床がとにかく冷たく冷気を感じます。
少し大きめのアルミシートを敷くと冷たさを感じません。見た目はあまりよろしくないので、その上にラグを敷いたりコルクマットやジョイントマットを置くのも手軽です。その上に布団を敷くと冷えが緩和されるのでぜひ活用したいですね。
体の痛み(背中の痛み・腰痛対策)
床の上に直接布団を敷いて寝ても体が痛くならない平気な人と、痛くなる人がいるようです。
痛みを感じるならマットレスを使うなど安眠できるように早めの対策が必要です。私は平気ですが、夫は昔から痛みを感じやすいようです。
我が家が使用している布団は、高反発で底付きしません。圧力を分散させるので身体を安定させます。床にそのまま置いてもOKです。この後にご紹介します。
布団とフローリングのカビ対策
フローリングに布団を敷くと、室温・湿度など住宅の環境にもよりますが、カビが発生しやすいです。
一見分からなくても、敷布団を裏側にすると真ん中あたりにカビが生えていたり、敷き布団カバーの中で実はカビていたということも聞きます。
カビが生える原因:部屋の湿気、寝ている間の汗を染み込んだ布団とフローリングの密着による結露
カビによる健康リスク:アレルギーや呼吸器トラブルの原因になることも
この後、布団やフローリングにカビを発生させないよう、徹底的に対策をした方法をお伝えします。
カビ徹底対策!!(フローリングの下に敷くもの)
カビが発生!我が家の失敗談
我が家は、事情により短い間に3回引っ越しをしています。全て賃貸物件です。
長年住んでいたマンションは、和室に布団を敷いて寝ていました。子どもが小さいこともあり、飛んだり跳ねたりと騒音対策にもなるので、掃除や洗濯以外はほぼ敷きっぱなしだったので湿気がムンムンしていたかもしれません。
それでも、カビは布団にも畳にも発生しませんでした。
やがて上の子どもが別室に移り、フローリングに布団を敷いて寝ることになりました。思春期もあり、私はほとんど部屋にも入らずに時々シーツを洗う程度です。
そして部屋を移ってから数ヶ月後、敷布団の裏側にカビがビッシリあるのが判明し、床にまでカビが繁殖していました。
布団の裏側と床にまでカビ!!ど、どうしよう
幸いそんなには日数が経っていなかったのか、フローリングのカビは対処方法で、見た目がわからない程度まで落とすことができました。その時の床はやや濃い色の床です。その後、白い床に引っ越すことに…
フローリングのカビ取り方法
私が行った方法は、エタノールを薄めたものをスプレーして拭き取る方法です。
無水エタノールを用意し、無水エタノール:水=8:2の割合で作りスプレーボトルに入れます。それを床にスプレーして布で拭き取るを何度か繰り返しました。溝の部分は歯ブラシを使ってゴシゴシもしました。必ず水で薄めてゴム手袋を使用します。
ちょっとやそっとじゃ落ちないのでかなり苦戦しましたが、何とか目立たない程度まで落とすことができました。
我が家の徹底的なカビ対策
子どもは長時間睡眠をする、年中布団でゴロゴロする、新陳代謝が激しく汗っかきということもあり、一番スペシャルな方法です。大人は途中までの対策で大丈夫かと思います
子どもたちの布団がびしょびしょ
布団が汗でびしょびしょ〜
カビ対策として使用したアイテムは以下のものです。それぞれ最後に、実際に購入したものをご紹介しています。
- アルミシート
- 除湿シート一体型の敷布団を購入
- 大きさ一人分程度の三つ折りできる畳を購入
- 子どもには、更に除湿シートをプラス
最初の対策(半分成功、半分失敗に終わる)
息子の布団と床にカビが発生してから、本格的にカビ対策に乗り出します。
和室で寝ている時はカビが発生しなかったので、最初は別室で寝るようになった長男の部屋の対策です。
まず、敷き布団の下にアルミシートを敷き、そしてなるべく毎日布団を上げてとお願いしました。多分毎日はやっていなかったと思いますが、それ以来、床がカビることはありませんでした。
ですが、やはり敷布団の裏にはカビが発生しました。
初めての和室のない住宅へ
次に住んだ家には和室がありません。
しかも、床が白っぽい板なのです。最近は白い床板が流行っているようです。おしゃれには見えますが、なんせ賃貸なので気を使います。息子の部屋は管理できないのでベッドにしました。
そして、夫・私・娘はフローリングに布団です。
そこでは絶対にカビを発生させてはダメだという決意がありました。
まず、1人寝るスペースほどの大きさの1畳程度の三つ折り式の畳を3人分購入しました。
インターネットで調べると様々売っていて、選んだのは国産い草のものです。
これは寒さ対策、カビ対策、癒し効果など様々な良い効果があるかと思い購入しました。
そして息子の部屋の時に効果を発揮したアルミシートです。断熱効果があるので、寒さ対策や結露対策になります。
引っ越しを機に、敷布団をカビが発生しにくいものに買い替えました。
探して見つけたのは、除湿シートと一体型の敷き布団です(この後ご紹介します)。
大人はここまでで大丈夫かもしれません。
娘はロングスリーパーなのと、まだまだ新陳代謝の激しい成長期。前の住宅の時にも、朝起きると布団がかなり濡れていたので、それだけではまだ油断できません。念の為に更に対策します。
子どもには更に竹炭入りの除湿シートを用意しました。
なぜそこまでするかというと私もフルタイムで働いていたので、毎日布団を干すことができなかったからです。布団乾燥機も真剣に購入を考えましたが、時間がかかることや電気代のことを考えて購入しませんでした。
徹底的にカビ対策をした効果
結論からいうと、この3年は成功中です。
上記の対策をしてから現在までカビは見当たりません。除湿シート一体型敷布団は、干し時がわかる目印センサー付きです。
一年を通して湿気が一番気になるのは我が家の場合、梅雨時よりも冬場です。朝起きると結露で窓はビチョビチョ、布団をかけて寝ているとかなり汗をかいているのが自分でもわかります。窓も寒くてあまり開けません。
そして娘が遅く起きだすと布団はもうびしょびしょです。
なので、除湿シートを可能な限り空気にさらします。干せない時でも椅子などにかけておくこともあります。それも毎日は行っていません。除湿シートも干し時がわかる目印センサーが付きなので、色が変わっていると夜でも慌てて少しでも通気性を良くしています。
以上のような対策をしてからは、布団や三つ折りの畳、フローリングにはカビは見当たりません!
くしゅくしゅケット
この冬は子どもの毛布を新しくしました。
今まで厚手のものを使用していましたが、薄手でコンパクト、体にフィットするくしゅくしゅケットを購入。オーガニックコットンを使用しているので、肌触りもとても良いです。
↓今年購入した毛布はこれ!薄手で暖か「日本製オーガニックくしゅくしゅケット」(昭和西川)お勧めです!画像タップで商品の詳細が見られます。カラーも豊富でグレーを購入しました。
セレクトしたおすすめの商品 布団を敷きっぱなしでも大丈夫!
布団がびしょびしょになる方でも大丈夫!購入したもの一覧です。
魔法の敷きふとん(カラリフトン)吸湿センサー付き
まさに我が家にとってカラリフトンは「魔法の敷きふとん」でした。
布団には表と裏があります。床に接する面には、除湿シートが一体化されています。除湿センサーの目印も付いているので、簡単に布団の湿気具合がわかります。
布団を干せいない時でも、くるっと丸めて立てると自立するので、部屋で簡単に通気性を良くすることができます。
現在3年以上この敷布団を使用していますが、カビは発生していません。日中は不在にしているので、ほとんど布団は干せいない状況です。
最近少々ヘタってきたので自立がやや不安定になっています。使用方法に、時々方向を変えるなどのヘタリ対策があったかと思うので、正しく使用すればもっと良いかと思います。
カラリフトンの主な特徴
- サイズはシングル・セミダブル・ダブルの3種類
- 敷布団・クッションマット・除湿シートがオールインワン
- 吸湿センサー付きで干し時がわかる(吸湿センサーは予備と2枚付き)
- 丸めると自立するので、お手軽に部屋干し(自立はシングルのみ)
- 高反発で底付きしない(身体の圧力を分散)
- 某ダニ・防虫・消臭効果
- 四つ折り可能
- 日本製です!
シリカゲルの除湿シートが内蔵されています。干し時がわかる目印センサーも付いています。丸めて自立させることもできます(自立はシングルのみ)。安心の日本製
竹炭入り除湿シート(吸湿センサー付き)
賃貸物件の白い床板に引っ越しをしてからは、更に子ども用に下に敷く除湿シートをプラスで購入しました。
選んだのは竹炭入りシートの吸湿センサー付きのものです。布団の下に敷く除湿シートには、シリカゲルの乾燥剤がメインのものがありましたが、こちらの方がスマートで扱いやすそうなのが購入の決め手です。
竹炭はカビにも匂いにも有効です。我が家では、下駄箱にも下駄箱用の竹炭シートを敷いています。
除湿シートも干し時がわかるものにしました。
畳(三つ折り式)国産のい草
引っ越しにより和室がなくなったので、本格的に「フローリングに布団」という心配、そして「い草」には癒し効果があるということで購入を決めました。
思った以上に良かったです。ラグも良いけど畳もおすすめです。
選んだのは、折り畳めるもの、国産い草を使用しているものを選びました。一人分の寝具に合うのは100×200㎝程度のものです。大きさはいろいろあるので、お好みのものを選ぶことができます。
我が家では、シングルサイズを並べて使用しています。折り畳み式は立てると自立するので、時々自立させて風通しを良くしています。購入してから3年が経ちますが、落ち着く香りがほのかに漂います。
アルミシート
100均のものだと少々ペラペラで薄くて頼りないので、おすすめは通販やホームセンターで売っているものです。冬場にフローリングの上に敷くと本当に冷たくありません。防災にも役立つので一家に1以上枚あると重宝すると思います。大きさがいろいろあるのでお間違いなく。
まとめ
以上が徹底的にカビを防ぐ方法でした。これらの対策をすればフローリングに布団を敷いても安心して眠ることができます。
もう一度、今回ご紹介したものです。
- アルミシート
- 除湿シート一体型敷き布団「カラリフトン 魔法のふとん」
- 三つ折りできる畳
- 子どもには更に除湿シートをプラス
何回か引っ越しをしていますが、その家によって全く湿度が違うのに驚きます。カビは環境にもよりますが、フローリングに布団で寝ることは、何の対策もしないとカビがとても発生しやすい状況になります。
でもしっかりと対策をすることにより、敷きっぱなしでもカビを防ぐことは可能です。
それぞれのアイテムを購入する初期費用はかかりますが、何も対策をしないと気づいた時に布団はカビだらけで買い替えることも、そしてフローリングにカビが発生してしまったらかなり大変です。
カビが原因で健康被害も出る可能性があります。持ち家でも賃貸でも場合によっては交換が必要なこともでてきます。
たくさんの湿気対策アイテムもありますので、上手に活用して安心して眠れる環境を確保したいですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました
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