【原因はこれだった】子どもの偏食はどうする?親として知っておくこと

子どもの偏食 原因

子どもには好き嫌いなく何でも食べて欲しい!それが親の共通の願いです。でも食べてくれないんですよね。私もそれで悩みました。食事の時間が親も子もストレスになってしまうことも少なくありません。

その悩みを和らげる方法として、まず偏食の正しい知識が重要です。この記事では、私が子どもの偏食でわかったこと、試したことや効果的な考え方について詳しく解説します。

子どもの笑顔を守るためにできることをやってみませんか?

本ページには広告が含まれています

母こいちご

こんにちは!
こいちご と申します

娘モモ

娘のモモです
中学生になりました

この記事では、赤ちゃんの頃から我が子の偏食を見守ってきた私が、原因と対策をお伝えしていきます

母こいちご

ずっと偏食で悩まれている方は、これを読み終わる頃には悩みが半分になっているかもしれません!

目次

偏食とは いつまで続く?

picky-eater

食べ物の「好き嫌い」と「偏食」は同じようで違います。

偏食は特定の食品や食材を拒否したり、限られた食べ物しか食べないなど、偏った食事になることをいいます。

そしてそれが一時的なものか、長期的に続いているのかでパターンが変わってきます。
大きく分けて2つに分けてみました。

①好き嫌いがあまりなかったのに、食事に偏りがでてきた

このパターンは、脳の成長との関係や心因的な要因などがあります。興味が別のものへ移ったってこともありますよね。
これらは時間や成長とともに改善され、一時的なものが多いようです。

②赤ちゃんの頃からずーっと好き嫌いが激しい、決まったものしか食べない偏った食事

こちらも成長とともに変化してきますが、このパターンは長期戦覚悟です。

ここでは②の「赤ちゃんの頃からずっと好き嫌いが激しい、決まったものしか食べない偏った食事でお悩みの方向けに解説していきます。

偏食の原因

お子さんが決まったものしか食べないというのは、ズバリ感覚過敏が原因かもしれません。娘モモの場合も、これが理由だったと小学生の高学年になってハッキリとわかりました。

感覚過敏とは

感覚過敏とは、

  • 視覚
  • 聴覚
  • 味覚
  • 嗅覚(きゅうかく)
  • 触覚

これらの感覚が、生まれた時からとても敏感に感じていることをいいます。

この中でひとつだけの子もいれば、全てが敏感に感じる子もいます。

この敏感さは周りから見ると、わかりづらく理解しづらいです。ましてや小さいお子さんはなおさらですよね。
自分ではうまく伝えられないし、特別伝える必要もないのかもしれません。「これが食べたくない」という事実を伝えるだけですので、親でもわからないかもしれません。

感覚過敏はHSCの特徴

この感覚過敏を持っている子の中で、HSC(ひといちばい敏感な子) とよばれている子どもたちがいます。

HSC は5人に1人いると言われているんです。けっこうな割合ですよね。

感覚過敏の子どもたち全てがHSCではありません。ですが何かと敏感な子は偏食傾向にあることが多いようです。

HSC のことは、別の記事で解説しています。そうかな?と思われる方はそちらも合わせてお読みいただくと、詳しく解説していますので、わかりやすいかと思います。

HSC は病気ではありません。その子の性質、気質です。治るものでも、治すものでもありません。

モモはHSCの気質です。それがわかったのは小学校の高学年頃、それまではいろいろ気にする子だな〜くらいにしか思っていませんでした。

食に関しては筋金入りの偏食持ちです。そしてこだわりが強い、食べたくないものは徹底して食べません。

そんなモモも中学生になりました。小さい頃の記憶は私も薄れてきていますが、食に関する成長のお話をします。

娘モモ

いろいろなものが食べられるようになったよ!

偏食 わが子の場合

小さい頃

おにぎり

モモは離乳食の頃から、基本的に食の好みは変わっていません。

好きなものは、ご飯・パン・麺です。

そういうお子さんて多いみたいですよね。
今まで周りに何人か聞きました。給食は全く食べずに、家に帰ってからおにぎりを食べる子も身近に聞いたことがあります。炭水化物しか食べない子はけっこう多いんです。

長男が何でも食べてくれる子だったので、幼児の頃までは2人のあまりの違いに驚かされたものです。私は息子の時と同じように、同じようなメニューで離乳食を進めていたのですが、モモは特定のものしか食べない、食べようとしない、好き嫌いが激しい子でした。

なので、偏食は親のせいではないと断言できます。

娘は匂いに敏感です。食べ物から出る匂いの時点で、もう本能的にイヤって思ったものもたくさんあると思います。これは偏食の子でない子や、大人でもありますよね。

今でこそHSCの特徴を知っているので、「この子は匂いに敏感」とわかりますが、小さい頃は全くわかりませんでした。

だんだんと嗅覚に優れているな〜と感じ(他のこともそうですが)、「鼻がいいね〜ワンちゃんみたいだね」なんて私は言うだけで、気にもとめていませんでした。

食材の見た目拒否もあります。そして口の中に入れた時の食感が嫌というものもたくさんあるようです。

私も娘のことがきっかけで自分がHSC 気質かもと思う部分がありますが、匂いや味覚に関してはそこまで気持ちがわかりません。自分が子どもの時に嫌いだった食材を思い浮かべ、それがたくさんあるような感じなのかなと思っています。

娘モモ

何これ、無理

モモは食の冒険はしません。例えば、今はファーストフードでハンバーガーは食べられるようになりましたが、同じものしか食べません。敏感子は慎重派が多いです。見た目や匂いで頭の中に「?」が出たものは、絶対に食べようとはしません。

おかずは限られたものしか食べませんでした。
卵やヨーグルトは好きだったので、決まったものでタンパク質をとっていました。

野菜と花

野菜はほとんど食べません!
よく「代わりに果物を食べさせましょう」と食の教科書にありますが、果物もほとんど食べません
りんごジュースは大好きなのに、りんごは今でもひとかけらも食べようとはしません。息子はフルーツ大好き人間なので、兄妹でここまで違うのかと今でも不思議に思っています。

息子はサラダも大好きですが、娘はいまだにサラダを食べたことがありません。それでもハンバーガーの中のキャベツの千切りが少し食べられるようになっています。レタスは無理です。居酒屋でよく女子はサラダを頼むイメージですが、そうならないんだな〜なんてよく思っています(笑)。

ジュースは好きだったので、幼児用の野菜と果物のミックスジュースを飲ませたり、キャロットジュースをよく飲ませていました。親としても少しは安心できますね。

キャロットジュースは、生協のものをよく飲んでくれました。スッキリした味わいだったようで、違うものを買うと、野菜感が強すぎて飲んでくれないこともあるんです。

我が家ではパルシステムを利用しています。お米がスーパーから消えてしまったときでも、パルシステムで運良く購入することができました!カタログも世代や家族構成によって変えられるので便利です。

お試しができるようになったそうです。対象地域(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・茨城・栃木・福島・新潟・静岡・山梨・長野、一部除く)

保育園・小学校の給食と外食

お弁当

幼児で保育園へ入園し、給食がありました。「食べられないものも一口は食べようね」と、栄養士さんとの約束があったようで、泣きながら食べていたと聞いています。

小学校に入る時の心配ごとはやはり給食です。もちろん入学の時に、偏食のことは先生にお伝えしましたが、どこまでわかっていただけたかは怪しいところです。

入学して数ヶ月後、偶然に保育園の先生にお会いした時には、最初の言葉が「学校の給食どうですか?」でした。私もそれには少しびっくり「あーそれなんだ、よっぽどだったんだな」と思ったのを覚えています。

小学校の5年生の担任の先生には、給食をほとんど食べていないと、先生が引くほど心配されてしまいました。家では普通に食事ができていたので、給食に関しては辛い思いをたくさんしていると思います。

母こいちご

先生、給食は食べたくても食べられないって、本人も悩んでいるんです

外食するお店は、ずっと限られています。
今は、食べられるメニューが増えましたが、どこでも良いと言うわけではありません。まだ食べたことがない(食べようとしない)ものもたくさんあります。

メニューでいうと、
子どもが大好きなイメージのお好み焼き、たこ焼きは食べたことがありませんピザは端の生地のところだけ食べます。冷やし中華も食べたことはないですね。よく知人と一緒に出かけてお店に入ろうにも、あそこはダメここはダメとなり驚かれます。

お菓子は大好きですが、公園でよくお菓子を頂いても、知らないお菓子は食べようとしないものもたくさんありました。グミもそうでしたが、その後大好きになっています。

偏食の対策 そして現在は?

朝食

今は、お肉も味付け次第でよく食べますし、赤ちゃんから幼児〜小学生の頃のように何でもダメではなくなりました

でも相変わらず野菜と果物は食べられるものが少ないです。

よく一緒に料理をすると興味が湧いて食べられるよーと聞いたので、一緒にやることもありますが、食べる時になると「私はいい」と拒否。
野菜の収穫をすると食べるよーとも聞き、収穫に参加したり、家庭菜園も一緒にしましたが、食べる時になると「私はいい」と拒否。
家族が美味しそうに食べれば、食べるようになるよーも全く効果なしです。

かなり手強いです(汗)

食べられるものを美味しく食べる

親としては、もはやそんなに対策することはありません。成長するといつの間にか食べられるものが増えていました。

我が家では炊飯時にビタミンを混ぜたり(お米サプリ)、もち麦やアマランサスを混ぜて食物繊維やビタミン補給をしています。

そして、美味しいご飯を炊く

我が家では、無印良品の「土釜おこげ」という商品で、美味しくご飯が炊けるものを購入しました。これは火加減要らずで簡単、とても美味しいご飯が炊けます。これで初めて食べた時は、娘は「ご飯 いつもよりおいしーい」と言っていました!

この商品は1.5合炊き・3合炊きの2種類で(IH不可)、少し小さいので炊飯ジャーと交互で使っています。

おこげができるのが売りだと思いますが、子どもたちはおこげが嫌いなので、おこげなしで炊いています。コツをつかむとそのようにもできます。何より時短で炊けて(浸水や蒸らしはあり)、火加減要らずがポイント高いです。(無印良品ホームページ)

無印良品の商品は、PayPayポイントが貯まる、お得なLOHACO(ロハコbyアスクル)↓でもお取り扱いがあります。

アマゾンでも取り扱いがありますし、Yahoo!ショッピング↓もLOHACOを検索して頂くのが一番お安いです。

雑穀は、もち麦・押麦・アマランサスなどその都度購入したものを混ぜています。サプリ米は時々にしています(少々高価なので)。

大事な鉄分補給

お菓子感覚で食べられる鉄分サプリメントを食卓に置いています。
鉄は貧血予防だけではないんです。精神の安定(うつのリスクを回避させる効果)や学習意欲低下の防止に効果があるとか。
鉄分は、大人より子どもがより多く摂る必要のある栄養素だそうです。

14歳までが最も推奨摂取量が多く、年齢が上がってくると推奨摂取量は下がってきます。

参考:鉄分摂取量(厚生労働省)

鉄分不足は心配なので、私の安心料でもあります。
鉄分サプリはプルーン味のものが多いのですが、ブドウ味を見つけたので、このサプリメント↓でカリカリ噛むのが娘のお気に入り。一日2粒です。他にもカルシムなどがあり、いつもユニマットリケンのものを購入しています。

鉄分サプリメントなど


食べられる鉄分サプリは、何年もリピート購入しています。(ユニマットリケン

子どもの偏食で疲れたと思ったら

シャボン玉で遊ぶ子供

子どもの偏食が心配になってインターネットで検索したり(ここもそうですが)、本を読んだりもしますよね。

私が見た記事の一つに
「親は食事と健康とのかかわり方を理解してバランスのとれた食事作りに努め、何でも好き嫌いなく食べることが肝心」という文言を見ました。

インターネットで検索しても

  • なんでも好き嫌いなく食べられる子どもに育てるためには◯◯など(親の育て方の問題)
  • 偏食にならないために小さいうちに対策するべき
  • 好きな物ばかりを食べさせるのはわがまま
  • 味覚は2歳くらいまでで決まるので、ある程度は親の責任

など…

自治体の保健師さんや栄養士さんに相談しても、一般的な教科書のようなアドバイスしかないこともあるようです。栄養士さんなどの専門家からすればそうでしょうけど、HSCや感覚過敏のことをよく知っている方の意見はそうではありません。

「偏食の対策」をそのまま信じていたら、親はノイローゼになってしまいます子どもだって楽しい食事ではなくなりますね。

遊ぶ子供

その偏食が感覚過敏からくるものか、そうでないのかは見極めが必要ですがすぐにわかるわけでもありません。

なので過度な心配をする必要はないと思います。偏食が改善するとしても長い年月がかかる場合が多いです。親がどうにかしようにも、なるようにしかなりません。教科書通りにはいきませんから。

ですが、子どもにとって偏食があると集団生活はとても大変で辛いです。

なので、せめてお家ではおおらかな気持ちでお子さんと接してあげるのが良いと思います。

地球上で、たとえ10人のうち9人が偏食ではなく、1人だけが極度の偏食の人がいても、普通のことで当たり前のことだと思います。みんな同じではありませんし、みんな同じものを食べる必要はありません。

お家の方だけは、そう思って接してあげる。そしてお子さんを安心させてあげるのが重要かなと私は思います。

そしてゆっくりと、少しずつでも自然に食べられるものが増えてくるのを待てばOKです。

終わりに

大麦

以前、敬老の日のテレビで、100歳超えの病気知らずのおばあさんが言っていました。

「長生きの秘訣は何ですか?」
「嫌いなものを食べないこと、嫌いなものを食べたらそれだけでストレスじゃよ」とお話されていました。

その方は野菜をいっさい口にしないそうです。細い野菜も取り除くほどの徹底ぶりでした。

なかなか極端ですが、私はそれを見たときに少しホッとしました。このままでいいんだなと。娘も今のところ健康体で、周りと比べてもそう感じます。体質かもしれませんが、この食生活でも今まで影響は出ていません。

子どもの偏食はとても心配になることだと思いますが、同じ悩みの人はたくさんいます。

これからも一緒に、ゆるく頑張っていきましょうね。私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうざいました。関連記事が他にもあります。
ぜひ合わせてご覧ください! koichigo7/com

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次