【後悔しない】親が解説するフリースクール小学生・中学生の選び方

後悔しないフリースクール

不登校のお子さんをお持ちの方で、フリースクールを検討される方は多いと思います。いざフリースクールを探そうと思ってても、フリースクールはどうやって選ぶのかはよくわからないですよね。私もそうでした。

ここでは同じ保護者の目線で、わが子にフリースクールはどうかな?と思われている方向けに、フリースクールを選ぶ前に読んで欲しい記事になっています。

母こいちご

こんにちは!
こいちご と申します

娘モモ

娘のモモ
小5の3学期からお休み中
不登校特例校の中学校とフリースクールに在籍しているよ

学校が合う合わないがあったように、フリースクールにも合う合わないがあります。

フリースクールの数はまだまだ少ないですが、種類(タイプ)は様々あるのです。フリースクールとはどういったものなのかは、別の記事↓ でご紹介しています。そちらも合わせてご覧いただくとわかりやすいです。

母こいちご

この記事では、フリースクールのよく聞くメリットを更に深掘りして、我が家の体験を通して後悔しない選び方をお伝えしていきます。

目次

中学生からフリースクールへ

娘のモモは中1の秋頃にフリースクールへ入会しています。

小学校の時はフリースクールではありませんが(フリースクールとは民間を指します)、自治体の不登校の子が通えるフリースペースへ半年通っていました。実際には数回程度しか行っていません。そこは自治体の運営なので費用は無料でした。

現在のフリースクールへは、月に0〜3回程度行っています。そこはとても遠いわけではないけど、通いやすい場所でもありません。送迎すればもっと通う気になるのかもしれませんが、私も仕事を持っていますのでなかなか送迎は難しいです。

行っても行かなくてもいいフリースクールは、どうしても遠のいてしまうのが現実です。そこのスクールは本人の意思を尊重するような自由な雰囲気で、学習に重点を置いているところではありません。

入学した中学校は不登校を経験した子が通う「学びの多様化学校(不登校特例校)」で、行かなくなっても、週に1、2回1時間程度の別室登校を設けてくれています。それで十分と本人は思っているのかもしれません。

娘モモ

今週は学校へ2日も行ったから、家から出たくない

フリースクールの指導員の方によると、そこは週に2日くらいのお子さんが多いようです。毎日来ている子は少なく、モモのようにほとんど行かない子もいます。

フリースクールを選ぶ前に

不登校の子はどこで過ごしているか

不登校になっている子は、日中はいったいどこで過ごしているのでしょうか?フリースクールへ通っているのでしょうか?

令和5年に総務省が発表した調査「不登校・ひきこもりのこども支援に関するアンケート調査」の結果から、平日の日中に主にどこで過ごしているかを簡単なグラフにしました。不登校の児童生徒(小学生・中学生)70人と保護者88人の合計158人の回答からです。

※フリースクールは民間になります。教育支援センターは適応指導教室を含んでいます。

不登校の子が主に過ごす場所

参考資料:総務省より不登校・ひきこもりのこども支援に関する アンケート調査

この中には、支援場所を求めていても通える場所がない場合も含みます。

思った以上に、自宅で過ごしているお子さんが多いのがわかりますね。

本当にメリット?デメリット?

積み木

では、我が家の経験から事前に知っておいた方が良いと思うことをお伝えしていきます。

フリースクールは有料が多く、料金も安くはありません。フリースクールに期待を持って授業料を払う前に以下の注意点があります。(フリースクールの料金に関しては、冒頭でお伝えした別の記事で詳しくお話ししています。

  • フリースクールに通えば、何とかなるかもと期待しない方が良い
  • フリースクールに入会しても、通わないかも(行けないかも)しれない
  • 同世代がいないこともある(友達づくりは難しいかもしれない)
  • その子にとって、家にいるのが一番良い選択の場合もある
  • 無理して遠い、行きにくい場所を選ばない(通えなくかるかもしれない)
  • 在籍校で出席扱いになるかどうかはわからない

これは事前に、こんな風に思っておくと落胆を防げたり後悔しにくいという予防のためのものです。

よく目にする「フリールクールに通うメリット」を娘モモの場合で考えると

同じ境遇の仲間・友達ができる

少人数の中で、気の置ける友達をつくるのは難しいです。毎日行くわけでもなければ年齢も違うので、その場限りのことも多い。

自発的に勉強したり、遅れを取り戻せる(学習重視のスクールではなく、本人の意思を尊重する自由なスクール)

勉強はしません(モモの場合)。勉強が好きな子や勉強に目覚めた子だけではないでしょうか。

カウンセラーがいるので安心

あまり関係ありません。もしカウンセラーを必要としていれば、専門の外来に行った方が良いかもしれません。フリースクールではなく、学校のスクールカウンセラーを受けてみての感想ですが、カウンセラーさんによって大きく変わるのと、経験不足の場合もあるようです。

在籍校での出席扱いになるかも

小・中学校は休んでも卒業できます。受験で出席日数が必要な場合は考える必要があるかもしれません。出席扱いに関しても、冒頭でお伝えした別の記事で説明しています。

安らげる居場所がつくれる

安らげる場所は家だけです(モモの場合)。

これらは娘モモの場合ですので、学習サポート重視のところや、カリキュラムが決まっているところなどはまた印象も変わってくると思います。

フリースクールに通う理由

色鉛筆

上記のような状況なのに、なぜ通っているのか疑問に思いますよね(笑)。

モモの場合、ほとんど行っていないのに辞めないと言っているからなのですが、下記のような理由があるかと思っています。

  • 社会と少しでも繋がっていられる
  • 行きたいと(行かないと)思った時に、いつでも行ける場所の確保
  • 自分とは全く違う子たちを観察できる
  • 出かける用事のきっかけになる
  • 他にも同じ不登校の子がいるという安心感

と、このくらいの感覚で在籍していると思っています。

もちろん自分にあったフリースクールを見つけ、馴染む子や楽しんでいる子、生き生きと通う子もいると思います。

通っているフリースクールは、本人の意思を尊重するタイプのところです。そのようなスクールを選びました。

基本的に自由なので、自分からどんどんとやりたいことを見つけられる子や、みんなとワイワイできる子、1人で黙々と我が道をいくタイプだと楽しめるのかもしれません。

モモの場合は、家のようには落ち着けない場所では特に何かをする気にはなれないようで、基本「ヒマ」と言っています。もちろん指導員さん方はいろいろと提案してくれますので、その時は(仕方なく?)参加するようです。

それでも嫌ではないようで、時々は行かなくてはと思ったときに通っています。

フリースクールの探し方と選び方

勉強している子供

フリースクールの探し方

私はインターネットで探しました。他に探す方法が少なく難しいのが現実です。

学習サポートメインの法人、学校法人のフリースクールはたくさん広告も出しているので探せますが、その他の小規模スクールは情報不足です。

ホームページをたとえ持っていても、更新されていない古いものだったりすると詳細を知るのには期待が持てません。

その中でもなんとか通いやすそうなところを見つけて、実際に足を運んで話を聞きにいくと施設が古すぎる(汚い)などもありました。小規模なところは、ほとんどがビルの1室だったりマンションの部屋だったりするので、かなり不安ですよね。

本当にこんなところで大丈夫??

うちは女子なので、女性の指導員さんがいるところが安心でした。親が実際に見に行き、話を聞いて良さそうと思えたら、体験から始めましょう。

フリースクールの選び方

子どもに合っているか

合っているかどうかは、なかなか通ってみないとわかりづらいですが、冒頭でお伝えした別の記事でフリースクールの種類やタイプを説明していますのでそちらも参考にしてください。

学習中心か、そうでないかをまず考えます。その中でも、指導員さん(先生)が元気だったり、穏やかだったりでスクールの雰囲気がだいぶ変わりますよね。体験をしてから判断するのが良いです。

通える範囲

当たり前ですが、遠いとそれだけで負担です。いずれ行かなくなる原因にもなります。

フォロー体制

活動した内容を後から報告してくれたり、そこでの様子をきちんと教えてくれるか。定期的に面談を行うなどの保護者にもしっかりと対応してくれるところを選びたいです。

料金の明示

利用料金をしっかり説明してくれるところを選び、月々の授業料以外に何がかかってくるかも把握しましょう。

フリースクールに限ったことではありませんが、説明を聞きに行くと、スクールは良いことしか言いません。1つのスクールだけで決めるのではなく、比べるために話だけでも2,3箇所は説明を聞きたいところです。

そうすると、最初に候補にあがったスクールの良いところ悪いところがわかってきます。

まとめ

夕方に遊ぶ子供

以上が、フリースクールを検討する前の心構えとして知っていてほしい点でした。

フリースクールは増えていますが、まだまだ少ないです。通える距離にあって、なおかつ自分から「行きたい!」といえる場所に巡り合えるところを探すのはなかなか大変です。

親としては、頑張りすぎない程度でお子さんにとって一番良い方法を見つけることができれば良いですね。

親ばかりが奮闘していると子どもは戸惑ってしまうかもしれませんので。

このサイトでは、他にも関連記事がたくさんあります。トップメニューのサイトマップからぜひご覧ください。

こいちご

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!
koichigo7.com

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