ご家族や大切な人へ、ちょっとした手土産や贈り物、そして自分用に、心のこもった地元で愛される下町のお店をご紹介します。
下町には、昔ながらの製法で作られる逸品が並ぶ名店が数多くあります。今回は、その中でも地元民が太鼓判を押すお団子・和菓子・煎餅・佃煮の人気店を厳選しました。
こだわりの味と、どこか懐かしい雰囲気を楽しんでくださいね。

おすすめのお店を、下町育ちの私がご紹介します。



どのお店も歴史があるよ!
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この記事では根岸・千駄木・神田・日暮里(谷中)・浅草のお店をご紹介しています
羽二重団子(日暮里・根岸)
JR日暮里駅から根岸方面へ歩いていくと、文政二年創業の歴史あるお団子屋さん「羽二重団子本店」があります。


羽二重のようにきめ細かいというのが「羽二重団子」の名前の由来で、正岡子規や夏目漱石などの文豪に愛されたお店です。お店から根岸方面(鶯谷駅方面)へ歩いて行くと正岡子規の旧居、子規庵もあります。
羽二重団子は子供の頃に親と一緒に行った思い出です。日常的には食べないけど、時々ご褒美のようにお店で食べたお団子の味は忘れられません。その頃は純和風のイメージでしたが、今はモダンな雰囲気になりました。お持ち帰りと一緒にぜひお店で食べてほしいお団子です。その場で食べるお団子は格別です。


日暮里駅前店や日暮里駅構内にも売店があります。私は本店がおすすめです。本店へも日暮里駅から5分くらいで行けるので、そう遠くはないと思います。


庄之助(神田須田町・深川白河)
私の大好きな昭和24年創業の和菓子屋さんです。


お店の名前の由来は大相撲行司の最高位第22代目木村庄之助さんです。その庄之助さんのご子孫が経営されています。


私がよく通った神田駅北口店は数年前に閉店、現在は神田須田町店に買いに行きます。ここへも神田駅から徒歩約10分ほどで行くことができます。お店の近くには都営やメトロなど地下鉄の路線も多くあります。
深川白河店へは行ったことはありませんが、そちらに工場があったと思います。
このお店は、庄之助最中が有名です。極上の大納言小豆を使い、軍配うちわの形をした最中です。皮はパリパリ、中は上品な甘さです。
最中も美味しいですが、私がおすすめしたいのは、ゴマ大福と芋羊羹です。この2つは外せません!


ところが2023年にテレビで本木雅弘さんがここのゴマ大福を大絶賛されたそうで、お客さんが殺到して1年位買えませんでした。朝一番で売り切れてしまう日々が続いていたそうです(お店の方談)。今は少し落ち着いたようで久しぶりに購入できました!(2024年の12月)
それでも、ゴマ大福はお昼ごろには売り切れてしまうということです。お求めの際は、午前中の早めに行ったほうが良さそうです。
ゴマ大福は賞味期限が当日限りなのが、ちょっと悩ましいところ。あれもこれもたくさん買いたい…でもこんなに食べられない、といつも悩んでしまうんですよね。
芋羊羹は和風なようで洋風でスイート!とても美味しいです。神田まつりはパイの中に粒あんが入っている焼き菓子です。ホームページにはない商品もありますよ。


季節によりお店に並んでいるものも違うので、ぜひお試しくださいね。
どれも美味しいですが、どら焼きは私にはちょっと甘すぎたので、上野広小路にある「うさぎや」の方が好みかなと思いました。


どら焼き
うさぎや(上野広小路)
どら焼きが有名なお店は多いですが、やはり私は地元「うさぎや」のどら焼きを一番におすすめします。


うさぎやのどら焼きについては↓下記の記事に詳しくあります。どら焼き好きならぜひ食べて欲しい一品です。


和菓子 龍昇亭西むら(浅草)
浅草にあるどら焼きで有名な「亀中」はいつも長蛇の列ですが、浅草ではすぐ隣にある龍昇亭(しょうりゅうてい)西むらのどら焼きが好きです。西むらは創業安政元年(1854年)の歴史があるんですよ。こちらは浅草寺御用達です。
浅草生まれの私の親は、和菓子といえばここです。どのお菓子もとても美味でした。こちらは栗蒸し羊羹が有名です。場所は雷門のすぐ近くにあります。
下町のおせんべい屋
おせんべい屋さんを2つご紹介します。どちらも大好きです。
菊見せんべい総本店(千駄木)
四角いおせんべいが特徴の、明治8年創業の菊見せんべいです。こちらも羽二重団子同様に、森鴎外や夏目漱石など文豪たちに愛されたとのことです。お店はいかにも歴史を感じる立派なおせんべい屋さんです。千駄木駅の団子坂下にあります。


おせんべいは四角い形が特徴で、パリッとおいしいです。


おせんべいは1枚から購入できるので、食べ歩きにもおすすめ。
このお店からはブラブラ谷中銀座方面、日暮里方面へも歩けます。


手児奈せんべい(根岸)
ここは地元民に愛されているおせんべい屋さんです。よく世間では(てごな)と書かれていますが、(てこな)と読みます。創業は60年以上とか…


このお店では、バラエティ豊かなおせんべいが並びます。


ゴマ煎餅は黒ゴマがぎっしり入っていて、見た目が真っ黒です。


辛い味がお好きなら唐辛子せんべいはいかがでしょうか。私は辛いのが苦手なので、聞いた話によるととっても辛いらしいです。
お気に入りは、チーズとわさび味のミックス入りのおかき、みそせん、納豆おかきです。チーズもわさびもしっかり味がついていて後引くおいしさです。
みそせんはこってりとした甘い味噌の味。




納豆好きなら絶対おすすめ!しっかり納豆の味がします。やみつきになります。


最寄駅は鶯谷駅南口からか、日比谷線の入谷駅になります。両駅から5,6分程度です。
個人で経営されているお店で、ホームページはありません。お休みは特になく、通常は早く閉まることもないと思います。
現金のみです。
手児奈せんべいまでのアクセス
住所:東京都台東区根岸3-13-1
電話:03(3873)1489




佃煮の中野屋(日暮里)
日暮里駅西口から谷中銀座方面へ歩いていくと、大正時代から愛される創業100年の佃煮屋さんがあります。
昔、とんねるずの番組でお土産ランキング1位にもなったことがあります。テレビ放映後は2年先まで予約でいっぱいと言っていたような…。その時のお土産はウナギの商品が紹介されていました。
お店も昔ながらの雰囲気があり、道行く外国人の方たちがお店の写真をとっていましたよ。
とにかく種類が豊富で迷ってしまいます。山のもの海のものなどたくさん。箱詰めされた贈答用もあり、電話注文もできるそうです。


谷中銀座近くにあるので、散策するのも良いですね。


番外編 歴史あるチョコレート専門店の芥川製菓
↓明治19年創業の老舗チョコレート屋さん!大好きです。
駒込に会社があります。お店は池袋のみで、一部の道の駅などでも販売されているようです。


さいごに


昔ながらの和菓子やおせんべい、佃煮には、どこか懐かしさを感じる魅力がありますよね。
下町には、ここではご紹介していないお店がまだまだあります。まだ第2弾をいずれ記事にしたいと思っています!
下町の名店を巡れば、温もりのあるお店がきっと見つかるはず。上野・神田・浅草・日暮里などは、神社やお寺・美術館・博物館・資料館・歴史的建造物も多くあり、1日中楽しむことができます。
ぜひ次のお出かけの際は、お土産の候補にしてみてはいかがでしょうか。



最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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