不登校の子どもたちに新しい選択肢を提供する、「学びの多様化学校(不登校特例校)」をご紹介します。
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学びの多様化学校は、生徒一人ひとりに寄り添った教育環境とサポートを提供し、不登校の悩みを抱える家庭にとって貴重な選択肢になっています。
こんにちは!
こいちご と申します
私の子どもは「学びの多様化学校(不登校特例校)」に在籍しておりますが、学校を選ぶ際には情報も少なく、大変苦労しました。少ない選択肢ではありましたが、このような学校があって良かったと今は思っています。
娘のモモ
小5の3学期からお休み中
不登校特例校の中学校とフリースクールに在籍しているよ
「学びの多様化学校」についての詳しい内容の説明は、下記の記事↓も合わせてご覧くださいね。
ここでは、令和6年度に全国で35校ある「学びの多様化学校」のうち 京都府の学校をお伝えします
京都府の「学びの多様化学校(不登校特例校)」
「学びの多様化学校(不登校特例校)」とは、平成17年に学校教育法施行規則の一部を改正し、文部科学省に指定された、通常の学校に通えない不登校の児童・生徒のために設置された特別な学校になります。学校(管理機関)それぞれがカリキュラムをつくって運営しています。
「学びの多様化学校(不登校特例校)」は、令和5年の4月に全国で24校だったものが、令和6年の4月には35校まで増えました。将来的には300校まで増やすとのことです。
令和6年度現在 京都府に 2校 があり、いずれも京都市の公立中学校 になります。
公立は基本的に住民票のある自治体になります。
学びの多様化学校(不登校特例校)は
- それぞれの学校(管理機関)の判断で、不登校の対象になるかどうかを決めています
- 入学の判断は学校(管理機関)が最終的に判断します
対象:下記(1)(2)いずれも該当するもの
(1)京都市立小学校(小中学校前期課程含む。以下同じ)6年生又は京都市立中学校(小中学校後期課程含む 以下同じ)に在籍し、不登校・不登校傾向にある者
(2)転入学希望者及び保護者の住所が、京都市の区域内又は八幡市八幡長町、八幡樋ノ口及び川口高原並びに久御山町大橋辺にある者
2校の学校を見てみましょう
学校の特徴
令和6年度4月の情報ですが、在籍人数は令和5年度のものになります。
学校名 | 管理機関 | 住所・在籍人数・登校時間・特徴など |
---|---|---|
京都市立洛風中学校 (平成16年10月開校) | 京都市教育委員会 | 住所:中京区姉小路通東洞院東入曇華院前町 令和5年4月の在籍人数(定員40名程度) 1年 7人 2年 18人 3年 22人 活動時間:9:30〜15:20 50分間授業 スクールカウンセラー3名、スクールソーシャルワーカー1名の配置 縦割りグループで活動する時間を設け、学年を越えた縦の繋がりを大切にしている。 新たな教科「科学の時間」「創造工房」「ヒューマン・タイム」がある。 授業時間は無理なくできるように設定されている。 不登校生徒のための市立中学校。実社会と直結した実践的な体験活動や京都の特性を活かした文化・芸術・ものづくり活動などを行う。 京都市立洛風中学校 |
京都市立洛友中学校 (平成19年4月開校) | 京都市教育委員会 | 住所:下京区大宮通綾小路下る綾大宮町 令和5年4月の在籍人数(定員15名程度) 1年 5人 2年 4人 3年 6人 活動時間:13:30〜18:15(6時間目まであるとき) 50分間授業(1〜3時間目)、4時間目は学活、他に課外活動や交流など総合の時間がある。 ゆとりを持った学習時間になっている。 少人数での学習ができる。 創作活動を重視している。 昼間部と夜間部(夜間中学)を併設することを生かし、交流する時間を設けている。 二部学級の生徒とのふれあい等を通して、学習意欲向上と集団への適応を目指す。 京都市立洛友中学校 |
※情報は変更になっている場合があります。入学・転入学を検討される場合は、現在の在籍校 および 京都市教育委員会「不登校相談支援センター」へご相談ください。
以上が、京都府京都市にある「学びの多様化学校(不登校特例校)」の情報でした。
数はまだまだ少なく、アクセス等の理由で通いたくても通えないという方も多いと思います。
さまざまな形の学び方が選べるように、安心できる環境が早く整うことを願うばかりです。
他にも関連した記事がありますので、ぜひトップのメニューからご覧ください。
参考資料
学びの多様化学校の設置に向けて【手引き】文部科学省
学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧
京都市教育委員会