「不登校の児童数が増加」と世間ではときどき耳にします。自分の子が不登校になったけど、本当に他も多いのだろうかと思いませんか?私の子どもも不登校になって2年半が経とうとしていますが、実際の人数は気になるものの、よく知りませんでした。
いったい、小学校や中学校では、クラスに何人の不登校の子どもがいることになるのでしょうか。
先に、「クラスに何人?」だけ知りたい方は クラスの割合 ← タップで飛ぶことができます。
不登校の定義と、不登校児童数の最新(2024.10発表)の調査データをわかりやすくお伝えしています
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こんにちは!
こいちご と申します
娘のモモ
小5の3学期からお休み中
不登校特例校の中学校とフリースクールに在籍しているよ
不登校の定義(何日休むと不登校?)
まず初めに、「不登校」とは何日休むとそう呼ばれるのでしょうか。その定義をお話しします。
「不登校児童生徒」とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」を定義しています。
引用:文部科学省
という事です。少し難しい文章ですね。
- 病気や経済的などの理由ではないのに欠席している
- 年間30日以上は欠席している
ということになるかと思います。省き過ぎでしょうか…。
娘のモモが不登校になった時、30日というのはどこかで聞いていたのですが、当時は連続30日欠席なのかと思っていました。休んだり登校したり、また休んだり…という状態で年間30日以上欠席していれば不登校ということです。
モモが不登校になり、すぐ自治体の教育相談を申し込んだ時のことです。
予約の電話から1ヶ月経過した頃にやっと相談できた際、相談員さんは「まだ30日経ったかどうかですよね。不登校が始まったばかりですよね」と話されていた記憶があります。
文部科学省 不登校児童の原因の調査結果は、こちら↓の記事でご紹介しています。
【最新版2024】令和5年度 不登校の人数
令和6年10月に発表された不登校の人数と推移(グラフ)
現在の、不登校児童の人数を見てみましょう。
文部科学省が令和6年10月31日に公表した調査結果
「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」 から抜粋してまとめました。
↓令和6年11月現在でわかっている一番新しいデータです。
令和5年度の不登校児童数は、小学校と中学校合わせて 346,482人 前年度は299,048人
それぞれの人数を、平成22年度から令和5年度までの推移を棒グラフにしてみました。この後に細い数字もあります。
令和2年度までは増えていますが、急増とまではいかないように見えます。
しかし、
長期でのグラフ を見ると、急増しているのがよくわかります。
【引用元:文部科学省】「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
人数の変化は下記の表になります。
令和2年度は 合計約 20万人 でしたので、急激に増えていることがわかります。
小学校(人) | 中学校(人) | 合計(人) | |
---|---|---|---|
平成22年度 | 22,463 | 97,428 | 119,891 |
平成23年度 | 22,622 | 94,836 | 117,458 |
平成24年度 | 21,243 | 91,446 | 112,689 |
平成25年度 | 24,175 | 95,442 | 119,617 |
平成26年度 | 25,864 | 97,033 | 122,897 |
平成27年度 | 27,583 | 98,408 | 125,991 |
平成28年度 | 30,448 | 103,235 | 133,683 |
平成29年度 | 35,032 | 108,999 | 144,031 |
平成30年度 | 44,841 | 119,687 | 164,528 |
令和元年度 | 53,350 | 127,922 | 181,272 |
令和2年度 | 63,350 | 132,777 | 196,127 |
令和3年度 | 81,498 | 163,442 | 244,940 |
令和4年度 | 105,112 | 193,936 | 299,048 |
令和5年度 | 130,370 | 216,112 | 346,482 |
やはり、コロナ禍以降にこんなに増えているんですね。
モモは令和3年度から休み始めたけど、他にもいっぱい不登校になった子がいたんだね
でも周りにはいなかったし、肩身は狭かったよね
それは今でも変わらない
クラスに何人の割合でいる?
児童在籍数に対しての不登校児童数の割合をグラフにしました。
クラスに何人?
令和6年10月最新のデータでは、
令和4年度は 小学校は 59人に 1人 中学校は 17人に 1人 になります。
令和5年度は 小学校は 47人に 1人 中学校は 15人に 1人 になります。
娘のモモは公立の不登校特例校に通っているので、また少し状況が違いますが、
一般的な通常の学校だと、
中学校だと、1クラスに 数人(2人〜3人くらい) いることに、
小学校では 1クラスに 1人 いるか、いないかくらいでしょうか。
1クラスの人数によりますね。
モモの小学校はマンモス校でしたが、当時、同じ学年にはいませんでした。
割合の変化は、以下の表になります。
小学校(%) | 中学校(%) | |
---|---|---|
平成22年度 | 0.32 | 2.73 |
平成23年度 | 0.33 | 2.64 |
平成24年度 | 0.31 | 2.56 |
平成25年度 | 0.36 | 2.69 |
平成26年度 | 0.39 | 2.76 |
平成27年度 | 0.42 | 2.83 |
平成28年度 | 0.47 | 3.01 |
平成29年度 | 0.54 | 3.25 |
平成30年度 | 0.70 | 3.65 |
令和元年度 | 0.83 | 3.94 |
令和2年度 | 1.00 | 4.09 |
令和3年度 | 1.30 | 5.00 |
令和4年度 | 1.70 | 5.98 |
令和5年度 | 2.14 | 6.71 |
まとめ
お疲れさまでした。いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、不登校の人数は実際に何人なのか、どのくらい増えているのかを主にお伝えさせて頂きました。
なんだか数字ばかりで難しかったよ
数字だけだと難しいけど、確実に不登校の数は増えているのがわかったわ
ここまま増えていくとますます、学校は変わっていくべきと認識して欲しいです。
急増していることは事実ですが、学校に合わない子はいつの時代も一定数存在したかと思います。
これからの時代、そんな子供たちがいなくなり、もっと楽に、自由に学べるようになることを願うばかりです。
今回は以上です。
最後までありがとうございました。
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